2世帯・3世帯同居  (テーマ別リフォーム事例)

つながりと広がりと集いの家

第21回 総合部門 住宅リフォーム推進協議会会長賞 2004年

持家一戸建 東京都品川区

 設計に当たっては内部模型などを用いて施主に十分な説明がなされており、工事が始まる時点では、施主は十分に空間的な理解が出来ていた。 また、その提案力の高さは施主も十分に評価している。母堂も含めて施主の満足度は極めて高い。
 応募者がエントリーした総合・エクステリア・居室n三部門で候補作品になり、全体としてバランスがとれ、また、細部に至るまでよく工夫され、 デザイン的にも優れており、設計も施工もレベルが高い。

構造在来木造
築後年数13年
該当部分工事費2,400万円
該当工事面積143.7m²
居住者構成 大人: 3人     子供: 3人
リフォームの動機
  1. 夫人の母が一人住まいだった家を、三世代6人で暮らすため増改築した。
設計・施工の工夫
  1. 増築部分の外壁をグレーの金属板とし、二色対比のモダンな外観に一新した。
  2. 道路側の増改築部分の1階に室内的な雰囲気の玄関ポーチがあり「アウタールーム」と名付けた。引戸を開け放つことで、リビング・玄関・アウタールームが一体化し、のびやかな空間となる。
  3. 3人姉妹の部屋は勉強コーナーと隣接、引戸を開ければ一体化する。勉強と遊びのけじめは付けながらも室内に回遊動線が生まれ、楽しげな雰囲気になる。子供の成長に合わせて、可動クロゼットを移動して間仕切りとする。
  4. 暗かった中廊下には、リビングから光を入れ、家全体の印象を明るく見せている。

設計者:(有)シーズ・アーキスタディオ建築設計室
施工者:(株)渡辺富工務店

リフォーム前:平面図 リフォーム後:平面図
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