介護・介助する側の気持ち (テーマ別リフォーム事例)
墨田区の家リノベーションプロジェクト
車椅子生活者のためのバリアフリー化がきっかけのリフォーム。耐震補強に より建物の老朽化も大きく改善された。出窓部分の防犯格子も木製とし、 周辺への配慮も行っている。上部からの採光など都市住居的試みもある。
構造 | 在来木造 |
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築後年数 | 45年 |
総工事費 | 2,100万円 (該当部分工事費 2,100万円) |
総工事床面積 | 73m² (該当工事面積 73m²) |
居住者構成 | 15歳以上65歳未満: 1人
65歳以上: 2人 |
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- 車椅子生活の父の介護の為に、全体的にバリアフリー化する必要があった。
- 築年数45年のため内部外部、又主要構造部の老朽化も著しく耐震補強も踏まえての大規模改修工事となった。
- 物に溢れ薄暗く狭いリビングを、明るく広々としたLDKのワンルーム空間としたい。
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耐力壁を外周部に追いやり、2階床組みを2×12材で構成することによって2間間口を確保、その間は壁を設けずアクリル板の収納棚やポリカーボネートの建具で適宜空間を分節している。その他にもルーフテラスやロフト空間、トップライトなど住宅密集地の悪条件を克服する仕組みを多く試みている。
設計者:(有)TAU設計工房一級建築士事務所 (担当 小宮成元・小林敏也)
施工者:下村工務所 (担当 下村 公克)