資源を生かした住まい (テーマ別リフォーム事例)
小島町の長屋
土地柄から見て土間自体はじっくりなじむし、落着いた暮らし方の可能性も感じる。 狭小住宅の一つのアイデアではあるが、どのように使われるのかよくわからない。 こういう空間は実際の暮らし振りを見せてほしい。
構造 | 在来木造 |
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築後年数 | 80年 |
該当部分工事費 | 550万円 |
該当工事面積 | 55m² |
居住者構成 | 大人: 2人 |
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もともとは、かなり老朽化した長屋でした。1階は道路に面して いるにもかかわらず、そのつながりが活かされておらず、2階も同 様に暗くて風の通らない状態でした。
本計画では、特別なことはせずにこの建物が持っている特性 を出来る限り活かそうと考えました。
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1階は土間をつくり、前面道路と連続したスペースをつくり、ダイ ニング、キッチンと一体的につくり、裏の路地まで一続きの空 間として視覚的にもつなげています。
2階は可動間仕切りによりベッドルームとリビングを仕切るワン ルームとして、明るさと風通しを確保しました。階段室はその狭 い空間を視覚的に拡張するために、黒く塗りつぶすことで境 界を曖昧にしています。
設計者:川辺直哉建築設計事務所
施工者:(株)TJMフォルム