趣味や嗜好を中心に考えて  (テーマ別リフォーム事例)

NAKANO-AN 映画監督思索のための書斎空間

第22回 居室部門 優秀賞 2005年

持家共同建 東京都中野区

ありがちなマンションのリビングが、ミニマムでスタイリッシュなインテリアへ と変貌している。映画監督の家ならば「思索のための書斎空間」としてのユニー クでスピリチュアルな提案がもっとあっても良かったのでは?

構造鉄筋コンクリート造
築後年数27年
該当部分工事費約1,200万円
該当工事面積89.12m²
居住者構成 15歳以上: 2人

特に配慮した住宅性能 換気及び通風性能

リフォームの動機

3LDKマンションの改装である。有名映画監督である施主が、日々の喧騒から逃れ、気持を集中して仕事に取り組めるような「小宇宙」としての書斎を図った。

設計・施工の工夫

効率よい書架の配列をデザインのとりかかりとし、3列に並べた書架のおもて側は内容物を見せずすっきりとさせた。アクセントとしてのTOFU(トーフ)というヤマギワ製照明器具を一個ずつ配し「映写」を連想させるように工夫している。入り口踏み込みの半透明スクリーンはSUSワイヤーに樹脂コーティングしたものを用いている。

設計者:(株)JWA建築・都市設計  (担当 渡辺 純)
施工者:(有)加藤工務店  (担当 加藤 武仁)

リフォーム前:平面図 リフォーム後:平面図
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