家族のための空間づくり  (テーマ別リフォーム事例)

いつでも家族4人の笑顔が見える家「スーパーワンルーム」

第21回 総合部門 審査委員特別賞 2004年

持家共同建 埼玉県和光市

この住宅の場合、施主の生活イメージと要求はあくまで明確であり、施主自身も執念とも言うべき情熱を持って、 じっくり時間をかけて理想のマイホーム作りに臨んでいる。 またその要求に合ったインテリアを、常識に邪魔されることなくさまざまな工夫・提案をもって実現せしめるに至った設計者の能力、 されにそれを可能とした企業の前向きな姿勢は、人いに評価させるべきであろう。

構造鉄筋コンクリート造
築後年数21年
該当部分工事費1,600万円
該当工事面積83m²
居住者構成 大人: 2人    子供: 2人
リフォームの動機

どこにいても家族全員の様子が分かる空間で、昔の日本家屋の“風通しの良さ”をマンションライフで実現したい。

設計・施工の工夫

ここに部屋を用意するのではなく、衣食住を家族一緒に楽しめるようゾーニングした。「くつろぐ」「学ぶ」「寝る」といった3つの空間を、家族全員が効率的に動けるように設計した。また将来の分割プランも作り、各所に下地を入れた。玄関ドアを開けるとすぐに書斎、さらに左手奥のリビングには2つの洗面ボウルが並ぶ洗面コーナー、その隣にはリビングとの間仕切りをガラス窓にしたバスルームとユーティリティなど、お客様の夢とプランナーのアイディアが散りばめられたリフォームが実現した。また、家族の生活シーンを思い描き、実際の使い勝手を考えてスイッチの位置を低くし、帰宅してすぐお風呂がわかせるようにリモコンは玄関脇にするといった工夫も。

インテリアや照明器具、水栓金具など、ディティールも吟味して奥様の好みに合わせコーディネートした。

設計者:(株)ライオンズファミリー
施工者:(株)ライオンズファミリー

リフォーム前:平面図 リフォーム後:平面図
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