- 一戸建て住宅の外壁塗装工事の見積りを3社から取ったが、見積書に記載されている外壁面積は業者間で大きな開きがある。一体外壁面積はどのようにして算出しているのか?
- 見積書に記載されている外壁や屋根の面積は、あくまでも概算である。一般的に屋根面積は、1F、2Fの軒面積に建築面積を加えたものに、屋根の形状(切妻、寄棟、入母屋など)と屋根材の種類(粘土瓦、スレート、金属瓦など)によって定めた一定の係数を乗じて算出する。外壁面積の場合も全外壁面積から窓の数量等によって定めた係数に応じて一定量を差し引いている。営業員は外壁面積、屋根面積の早見表を持っていて簡単に屋根面積や外壁面積を算出できる。
ただし、この数量はあくまでも概算であり、正確な測定により算出したものではない。一定の基準に従っているとはいえ、多分にドンブリ勘定的なにおいがする。加えて作為的に割増数量を記載している業者も存在するであろう。結果として3社から見積りを取ったならば三者三様の数字が出てくる可能性もある。
- 記載された数量に納得できないときには遠慮なく業者に注文をつける。過剰な数量提示は許さない。