ここでは、たくさんのリフォーム事業者の中から、候補を選ぶポイントと、候補の中から一つの事業者に絞るポイントを紹介します。
まず、候補を選びましょう
まず始めに、候補となる業者を3〜5社、選び出しましょう。
事業者候補を選ぶ5つのポイント
- あなたの目指すリフォームに事業者の事業内容がマッチしているか
- 経験豊富で実績がある事業者か
- 建築士や<住宅リフォームエキスパート>増改築相談員・マンションリフォームマネジャーなどの資格者がいるか
- 事業者団体などへ加盟しているか、建設業許可等を受けているか
- リフォームする住まいから近い事業者か(車で1時間以内が目安)
条件を設定して全国のリフォーム事業者の中から候補を簡単に検索できるインターネットのサイトは、事業者を探す手段のひとつです。
・国土交通大臣登録の「住宅リフォーム事業者団体」(リフォーム事業者に対する指導や相談窓口の設置など一定の要件を満たす団体)に加盟しているリフォーム事業者の検索サイト(お近くの事業者を探す)
・瑕疵保険に係る事業者登録を行うなど一定の要件を満たすリフォーム事業者に関する信頼性の高い情報を紹介料・手数料などを取ることなく公正中立な形で提供しているサイト(例:リフォーム評価ナビ)
に、リフォーム事業者に関する情報が掲載されています。
また、新築した際の設計者・工務店に相談したり、同様のリフォームをした知人などの話を参考にしたりするのも良いでしょう。
候補の中から事業者を決めましょう
事業者の候補に提案書や見積書を提出してもらい、金額をはじめリフォームの内容や施工体制、保証内容、実績などを確かめ、実際に契約する事業者を一つに絞ります。
事業者候補から提案書や見積書を提出してもらいましょう
- 複数の事業者から見積もりを取ることを「相見積もり」といいます。工事内容が具体的に決まっている場合は事業者候補すべてに同じ条件で見積もりを依頼しましょう。
- 具体的な内容が決まっていない場合は、設計・工事内容に関する提案書と見積書を提出してもらいましょう。
- このときのポイントは、あらかじめ「相見積もりの依頼であること」「無料で協力してもらえる範囲での依頼であること」を明確につたえ、「各事業者に同じ条件・希望を正確に伝えること」「単価や数量、仕様などの明細が分かるように作成を依頼すること」「提示された見積もりは他の業者に見せないこと」などです。
金額だけではなく内容も含めてチェックしましょう
- 同じ条件で依頼したつもりでも、相見積もりの金額に大きく差が出てしまうことがありますので、見積もり内容が、条件・希望にあっているかチェックしましょう。
- 見積書に「○○工事一式」などと表示され、具体的な工事内容が分かりにくい場合は、単価や数量、仕様、品名などが分かるよう明細を求めるようにしましょう。
施工体制や保証内容などを確認しましょう
- 見積もりの金額だけでなく、自社で直接施工や管理をするのか、保証やアフターサービスの内容はどうかなどもあわせて確認し、安心してリフォームを任せられる事業者かどうかをチェックしましょう。
事業者の概要や実績を確かめましょう
- 会社案内を見せてもらい、事業者の概要を確認しましょう。
- できれば実際に事業所を訪問して、対応がしっかりしているかを確かめましょう。
- これまでの施工例を見せてもらうなどして実績を確かめましょう。
納得いくまで確認・検討しましょう
- 提出してもらった見積書や提案書の内容に分からないことがあれば、納得いくまできちんと確認しましょう。
- 見積書や提案書をはじめ、施工体制や保証内容をよく確認し、信頼できる事業者かどうかなど総合的に考えて事業者を決めましょう。
- 最終的に選定した事業者の見積書、提案書、打合せメモなどは整理して保管しておくとよいでしょう。